がんは全身どこにでも発症する可能性のある病気です。がんは、体内に発生した悪性の新生物です。この物質はさまざまな部位にできますし、どんどん大きくなったり転移していきます。

しかし、指や爪、目などにがんができたという話はほとんど聞かないでしょう。がんが発症しやすい部位というのは限られています。

がんは体の中の異物です。体内で発生しそうになっても免疫機能がきちんと働けば排除してくれる場合がほとんどです。ただし、体が弱まっている部位だと十分にがんを排除することができずに悪性新物質として残り体に様々な初期症状をもたらします。

日本人のがんで多いのが、肺、胃、大腸、膵臓などです。これらの部位は喫煙や日々の食生活で負担がかかり弱りやすい部分です。

特に年齢を追うごとに、長年の負担が蓄積しがんを発症させてしまいやすいのでしょう。

日本人はもともと和食中心の生活を送っていて胃に負担の掛かりにくい生活をしていました。しかし近年の食の欧米化の影響を受け、胃や大腸のがんが発症する方が増えたのでしょう。

ちなみにがんによる死亡者が多い部位は男女ともに肺が多く、続いて胃や結腸、膵臓などになります。

希少ながんとしては、口腔、眼、聴器などがあげられます。これらのガンはあまり見かけないガンですが、きちんとした治療方法も確立されていますし過去に発症した方ももちろんいます。ただしガンというと内臓にできるものというイメージが強いため、顔周辺にできるガンと聞くと珍しいと感じてしまうのでしょう。

がんの恐ろしさは、できたまま放置すると他の部位に転移する可能性が高いということです。どんどん転移し、体内のガンが大きくなったり増えるとそれだけ改善も難しくなってしまうでしょう。もちろんガンの部位によって治療しやすい部位もあれば、なかなか治りにくい悪化しやすいガンもあります。

ガンは全身どこにでもできるものです。しかしできた部位によって性質も初期症状も治療方法も変わってくるものなのです。

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がんの種類一覧

パソコンを使って説明する医者

がんには沢山の種類があります。大まかに分けると、

  • 脳・神経・眼
  • 胸部
  • 消化管
  • 肝臓・胆嚢・すい臓
  • 腎・尿路/副腎
  • 皮膚
  • 骨・筋肉
  • 小児
  • 血液・リンパ
  • 男性特有
  • 女性特有

これらのガンに分類できます。これはあくまで大雑把な分類であり、ここからさらに細かく部位に分けることができます。

ガンは全身さまざまな部位にできるためとても細かく分けることができますし、部位によっての特性も全く違う病気なのです。

脳・神経・眼

脳

ここでは脳・神経・眼にできるがんをご説明します。

脳腫瘍

脳腫瘍とは、頭蓋骨の中にできるガンのことを全てまとめた呼び方です。そのためここからさらに、どこにできたかどんな常態かで分類されていきます。

脳腫瘍は、進行速度が遅くその他の組織との境界線がわかりやすいものは良性の腫瘍に分類されますが、進行速度が速く他部位との境目がはっきりしないものは悪性に分類されます。

悪性の場合、さらに4段階のグレードに分けることができ、数字が進むにつれて症状は悪化していきます。グレード1の脳腫瘍の場合は、手術で取り除けばその後順調に症状も改善していくことがほとんどです。

脳腫瘍になると頭蓋内圧亢進症状という症状が起こる場合が多いです。頭蓋骨内は閉鎖された状態になっているため、腫瘍ができると頭蓋骨内が圧迫されてしまい頭痛や吐き気などの副作用が生じます。特に睡眠中に出やすい症状でしょう。

脳腫瘍かどうかの検査は、CT、MRI検査もしくは脳血管造影検査が用いられることがほとんどです。

CTやMRIでは病気を明確に判断するために動脈に造影剤を打ちます。脳血管造影検査はX線を用いた検査です。検査で脳腫瘍だとわかった後は、腫瘍組織の細胞を観察し、その後の治療方法を相談していきます。

脳

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口・喉(のど)

女性が喉を押さえる

口や喉にできるがんを説明します。

咽頭がん

咽頭がんとは、のどにできるガンです。咽頭がんはさらに上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんに分けることができます。

3箇所まとめて咽頭に分類されていて、一番鼻に近い部分が上咽頭、舌に近い部分が中咽頭、喉頭に近い部分が下咽頭となります。全て近い部分にできるガンではありますが、上中下それぞれ症状が違ってきます。

上咽頭がんは、鼻周辺だけではなく耳にも症状が起こるがんです。初期はリンパの腫れが起こり、鼻つまりや耳のつまり、難聴などを感じるでしょう。呼吸をするときに必要であったり耳の圧を調節するために必要な部位なので一番症状が重くなりやすいです。

中咽頭がんは、咽に違和感を感じやすいです。咽の痛み、咽の違和感、咽がしみたり出血を伴う場合もあります。悪化すると口をあけにくくなったり首や顎のリンパ節が腫れる場合もあります。

最後に下咽頭がんについてです。下咽頭はものを飲み込むときに必要な部位なので、咽の痛み、咽の違和感にくわえて、耳周辺の痛みを感じることもあります。

ほとんどの場合、耳鼻科で検査を受けたときに偶然発見されることが多い種類のがんだといわれています。発症する人が少ないため定期健診が行われない部位なのです。

女性が喉を押さえる

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喉頭がん

女性が咳きこむ

喉頭は喉の中でも喉仏周辺部分にある部位です。喉頭があるから、人は声帯を振動させて声を出すことができたり、食事を飲み込むとき誤嚥を防いだり、気道の確保を行うことができます。

喉頭がんは、喉頭部分にできるがんで、症状が悪化すると声帯に異常をきたしたり、誤嚥する確率が高くなったり、気道の確保を上手くできなくなってしまう場合があります。

また、喉頭がんはさらに声門、声門上、声門下と3種類に分けることができるがんです。

声門がんは喉頭がんの中でも一番起こりやすく、声が低くなったりざらざらする、かたくなる、息がもれたような声になるなどの初期症状が起こります。進行するとさらに声が出しにくくなり、呼吸困難に陥ったりする可能性があります。

声門上がんは、喉の異物感や食事を飲み込んだときの違和感が生じるでしょう。悪化すると、耳にまで痛みが進行してきます。こちらも、悪化すると呼吸困難が起こる可能性があります。

声門下がんは喉頭がんの中でも気づきにくく、症状がかなり進行するまで気づかない人がほとんどです。そのため悪化する可能性がとても高いです。

治癒率は8割ほどのがんですが、早期発見できなければ声が出せなくなったり、呼吸困難に陥る可能性があるので、初期症状を見逃さないようにしましょう。

女性が咳きこむ

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舌がん

舌を出してる女性

舌がんは、文字通り舌にできるガンです。口腔内にはいくつかのガンの種類がありますが、口腔ガンの半数以上を占めるのが舌がんです。

舌がんは、50代から70代の男性に特に多く発症するガンだといわれています。原因は明らかではありませんが、歯並びの悪い人、飲酒や喫煙が習慣ついている人、入れ歯や虫歯などが原因で起こる可能性があるといわれています。

普段から鏡で見やすい部分なので、自分自身で舌の異変に気づき病院で検査をする方が多いといわれています。舌がんができるのは舌の前部分3分の2、舌の縁、舌の下面なので普段から丁寧に歯磨きをして確認をしている人なら早期発見が可能です。

初期症状は特にないため気づかない人も多いでしょう。ただし、若干白っぽくなるためきちんと確認していれば気づくこともできます。

悪化すると、舌が切れたり出血する場合があります。痛みも増えるので、この段階で違和感を感じ病院で検査を受ける人が多いでしょう。他にも口臭の悪化、断続的な痛みなどが起こります。

舌がんは発症者がそこまで多くないがんです。そのためまだ研究段階のことが多く明確な予防手段もわかっていません。

しかし口内を清潔に保つことはとても大切なことなので、舌がん予防のためにも歯磨きを丁寧に行う習慣を付けるようにしましょう。

舌を出してる女性

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上顎がん

女性の顎

上顎がんは発症者のとても少ないがんです。副鼻腔炎発症者の多かった頃は発症者も多かったがんですが、副鼻腔炎患者が減少したのにあわせて上顎がん発症者も減りつつあります。上顎がんは他部位へ転移することも少ないため決して怖いがんではありません。

初期症状はほとんどなく、上顎がんだと気づかない方が多いでしょう。ただし、副鼻腔に炎症が起こったり、副鼻腔に違和感が起こる場合があります。ただの副鼻腔や鼻の不調、風邪の悪化だと思い見過ごしてしまう人が多いといわれています。

上顎がんは、進行する場所によってその後の症状が異なって生きます。がんが内側に進んだ場合は鼻腔が圧迫されて鼻血が出たり、頭痛や鼻つまりが起こります。

上側に進行した場合は眼に違和感が生じ、二重に見えたり、眼球に異変を感じたり、眼球周辺の骨を破壊してしまう場合もあります。

下方に移動した場合は、口側に偏るため、歯、上顎、口腔内にがんが転移し、歯の痛みを感じたり、口腔内や顎が荒れてしまう場合があります。

他にも顔周辺さまざまな部位に上顎がんが増殖したり転移すると、転移した部分によって反応が変わってきます。

触診で判断できる場合もありますが、より詳しく検査をする場合はCTやMRIを用いての検査となるでしょう。

甲状腺がん

喉仏を抑える女性

甲状腺とは、体内でホルモンを分泌するための臓器です。内分泌腺の役割を果たす臓器はいくつかありますが、甲状腺は体内で一番重要な内分泌腺を行っています。

甲状腺ホルモンは、子供が成長するため、大人が新陳代謝を調節するため、体を元気に健康に成長させるために欠かせない成分です。だからこそ、甲状腺はとても大切な部位なのです。

甲状腺がんは原発性甲状腺がんと転移性甲状腺がんに分けることができます。原発性は甲状腺固有の細胞が元で発祥したもので、転移性は他の臓器から転移してできたものです。

原発性甲状腺がんは、乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、悪性リンパ腫などにさらに分けることができます。初期症状は部位によって異なりますが、最初は触ったときのしこりから気づく場合がほとんどです。

そのためがんだと診断をするときは触診から行い、そこで違和感を感じた場合は精密検査を受けることになります。

甲状腺がんの治療はほとんどが手術です。手術を行う際甲状腺を全摘するとその後の治療は容易に進みますが、合併症が起こる可能性があります。

その反面、甲状腺をできる限り温存して摘出すると、術後甲状腺ホルモンを飲む必要は無くなりますが、小さながんが残ったり再手術になる可能性があります。

喉仏を抑える女性

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胸部

胸を痛がる男性

胸部にできるがんを説明します。

肺がん

肺は呼吸をするときに欠かせない器官です。体内に取り込まれた空気は気管や気管支を経由し肺に送り込まれます。肺がんとは、この気管、気管支、肺胞の細胞にがんが生まれたときに起こる病気です。

肺がんは、日本のがんの死因の中でも一番だといわれているほど、発症者が多く悪化すると死にいたる可能性の高い病気です。

一番の原因は喫煙だといわれていますが、非喫煙者も肺がんを発症することは少なくありません。これは喫煙よりも受動喫煙のほうが肺に悪い影響を及ぼすからではないかといわれています。

肺がんの症状は、長期間続く咳や血痰、息切れやかすれ声、発熱、胸に痛みを感じたり、首や顔がむくむなどがあります。しかしこれらは全て肺がん特有の症状ではありませんし、肺がんが進行してもこれらの症状が起こらない可能性があります。

そのため、定期的な検診を受けること以外に肺がんを見つけることは難しいでしょう。

検査で肺がんだと判明した場合、顕微鏡で検査しどの種類の肺がんなのかを見分け治療に当たります。肺がんの治療は非小細胞肺がんと小細胞肺がんかどうかで2種類に分けられます。

小細胞肺がんの場合は細胞の増殖スピードも速く転移しやすいため、発見時には別の部位に転移している可能性もあります。

胸を押さえる男性

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消化管

咳をする女性

消化管にできるがんを説明します。

食道がん

のどと胃をつなぐ長い臓器が、食道です。食べ物が通るために粘液を分泌していて内面は粘膜でおおわれています。食道がんはこの粘膜表面にできるがんです。

食道がんは年々発症者が増えていて、死亡率も高くなってきています。特に中年男性の発症者が多く、食の欧米化、喫煙や飲酒が大きな原因だといわれています。

熱い食事、脂分が多い高カロリーな食事、アルコールやタバコの刺激で食道に負担がかかり発症率を上げているのでしょう。肥満の人は特にかかりやすいがんです。

食道がんは初期症状がほとんどないため検診で判明する方が2割ほどだといわれています。主な症状は食道付近で食事が詰まったり、熱い食事を取ったときに違和感があったり、胸や背中の痛み、体重の減少、声のかすれなどです。

日本国内で起こる食道がんのほとんどは扁平上皮がんだといわれていますが、欧米では扁平上皮がんよりも腺がんが主流となっています。腺がんは食道の下の部分で発症するがんで、日本人でも少しずつ増加傾向にあるがんの種類です。

日本国内でも体に負担のかかる欧米食を取る人が増えているため、今後食道がん発症率を食い止めることは難しいでしょう。普段から健康的な食生活を心がけることで予防をすることができます。

咳をする女性

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胃がん

胃がんは発症してもなかなか見つけることができないがんだといわれています。なぜなら胃がんは検査で発見できる大きさになるまでかなりの年月がかかるからです。

大きくなればなるほどどんどん広がり、胃内部だけではなく外側まで侵食し、大腸や膵臓までがんになってしまうでしょう。初期症状がほとんどないため早期治療が難しいがんです。

人によっては、胃がんが発症した初期から胸焼け、胃痛、黒い便などの症状が起こる可能性があります。しかしいずれも胃の不調で起こりうる症状なのでがんだと診断されることがなく、そのまま別の治療が進められる可能性があります。そのため胃がんを早期発見したい場合は、症状が起こったらすぐに検査を受けることです。

胃がんは早期発見さえできれば治りやすいがんだといわれています。もちろん進行スピードや進行段階によっては治療が難しい場合もありますが、胃がんによる死亡率は年々減少しています。

胃がんかどうかを調べる場合は、内視鏡検査、X線検査、直腸検査が主です。特にX線を用いた検査はバリウムを飲み胃の形やシワを細かく調べることができます。

内視鏡検査も、胃を直接見て検査をすることができますし、がん組織の一部を採ることも可能です。

大腸がん

大腸がんは、結腸、直腸、肛門からなる大腸に発生します。日本人の7割以上はS字結腸と直腸に起こるといわれています。

大腸内部の粘膜に発生し、悪化するとどんどん大腸内を侵食していきリンパ節や肺、肝臓にまで転移していきます。しかし大腸がんはそこまで進行スピードも早くなく、完治しやすいガンといえるでしょう。

大腸がんの初期症状はほとんどありません。そのため大きくなるまで気づかない人がほとんどです。

人によっては腹痛や嘔吐、お腹のハリなどが起こる場合がありますが、これだけで病院で検査を受けるという人はなかなかいないため初期での発見が難しいがんなのです。

また、がんができた部位によっても症状は変わってきます。直腸や結腸、S字結腸などにできた場合は、血便や肛門からの出血、便秘と下痢を繰り返すなどの症状が出てきます。

盲腸や横行結腸、上行結腸にできた場合は貧血や体重の減少、食欲低下などが起こるでしょう。

食事が通る部分なので、大腸がんは食生活が原因で発症する人が多いといわれています。特に最近は動物性の高脂質高たんぱくの食事を取りすぎると大腸がんになるといわれています。

体に優しい食生活を心がけることで大腸がんのリスクを軽減できるといわれています。

胃のところがハート

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肝臓・胆嚢・すい臓

胸を押さえる女性

肝臓、胆嚢、すい臓にできるがんを説明します。

肝細胞がん

肝臓は人が栄養を取り込み体に必要な成分へと変化したり、有害物質を解毒排出する部位です。体内で一番大きな部位であり、人が健康的に生きるために欠かせない部位といってよいでしょう。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれている部位です。不調が生じても自覚が薄いので、気づいたときには症状が進行してしまっている場合があります。

がんが発症しても、初期の自覚症状がほとんどありません。そのため、検査で初めて気づく人がほとんどです。医療機関で体の精密検査を受けたときに初めて肝臓のトラブルに気づく場合も多いでしょう。

肝細胞がんが進行すると、食欲不振、微熱、お腹のハリ、便秘、下痢、けだるさなどが起こります。また、症状が悪化しがんが破裂した場合、腹部の激痛や血圧低下などが起こるでしょう。

黄疸、こむら返り、皮下出血、尿の色の変化や便通異常も起こる可能性があります。

肝細胞がんは男性のほうが発症率が高く、50歳前後で発症者が増加する傾向にあります。死亡率は年々減少傾向にありますが、それでも男性は女性の数倍死亡する確率が高い病気です。

発生要因は肝炎ウイルスの持続感染が一番だといわれていますが、他にも大量の飲酒や喫煙が大きく関わっている病気です。

内臓

肝細胞がんとは?初期症状と原因/生存率/治療法や再発予防【まとめ】

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胆のうがん

胆のうは、肝臓で作った消化液をためるためにある臓器です。食事を消化吸収するために胆のうはとても大切な部位です。胆のうがんは合併症として起こりやすいガンだといわれています。

同時に起こりやすいのが胆石、胃潰瘍性大腸炎、クローン病、胆のう胆肝炎、膵胆管合流異常症などです。これらの病気は肥満や野菜不足、栄養不足、高カロリーな食生活を送っていると起こりやすく、男性よりも女性のほうが発症率が高い病気となっています。

胆のうがんの初期症状は腹痛、黄疸、しこりなどで、胆石や胆のう炎との合併症の場合は強い痛みや発熱が起こる場合が多いでしょう。

他の病気との合併症が多いためがんとしての発見が遅れる可能性もありますが、最近は超音波検査で胆のうがんを早期発見できるようになりました。

早期発見をすることができれば早期治療も難しくはなく完治する可能性も高くなります。そのため、胆のうがんでの死亡率は1990年代以降どんどん減少してきています。

主な検査方法は血液検査ですが、初期の場合は血液検査のみでは異常が発見されない可能性が高いです。

そのため超音波検査を行い、その後CTや内視鏡的逆行性膵胆管造影を行い詳しく調べていきます。

胸が苦しい女性

胆のうがんとは?初期症状と原因/生存率/治療法や再発予防【まとめ】

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胆管がん

胆管とは、胆汁が肝臓から十二指腸までを経由するためのルートのことを言います。胆管がんは、胆管の上の皮部分に発生するがんで、できる部位によって肝外胆管がん、遠位胆管がん、肝内胆管がんなどに分けることができます。

胆管がんが悪化すると、どんどん周辺に浸潤していきどんどん盛り上がり大きくなり腫瘍が固まり腫瘤へと変化していくでしょう。

がんができると体内の胆汁が流れにくい状態となり胆汁が血管の中に入り込んできます。この影響を受け血液中のビリルビン濃度が上昇し黄疸の症状が出ます。肌の色や白目の部分が黄色くなるので、すぐに黄疸だとわかるでしょう。

他にも便の色が白くなる、尿の色が茶色くなったり濃くなる、黄疸が出た部分に痒みが生じるなどの変化が起こります。

腹痛、体重減少、発熱、倦怠感、食欲不振などの症状が起こる方も少なくありません。これらの症状は胆管がんの症状が進行すればするほど悪化していきます。

検査方法は血液検査から行い、腹部超音波エコーやCT、MRI検査でさらに詳しく調べていきます。

治療は切除可能かどうかによって変わりますが、手術で切除可能な場合は切除、ステージが進み切除不可能な場合は緩和ケアや化学療法、放射線治療を行っていきます。

胸が苦しい男性

胆管がんとは?初期症状と原因/生存率/治療や再発予防【まとめ】

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膵臓がん

膵臓は食べたものを消化するために必要な分泌液を作ることと、血糖値を調節するために不可欠な内分泌を作る役割があります。どちらもとても大切な役割です。

そんな膵臓臓がんのがんは、9割以上が膵管の細胞にできるといわれています。

膵臓がんが発祥する原因は糖尿病や慢性膵炎、喫煙の習慣だといわれています。特に注意したいのが喫煙です。喫煙をしていると膵臓臓がんだけではなく肺がんなどそのほかのがんの発症率も上げてしまうので注意をしてください。

初期症状は、食欲不振、体重減少、腹痛やお腹の不調、胃痛などです。どれも些細な体調不良だと思い放置してしまう人が多いのが現状です。

漠然とした症状が多いため、膵臓がんに気づくのが遅れる方はとても多いようです。黄疸もすい臓がんの症状のひとつです。胆管がつまり十二指腸内に胆汁が流れていかなくなるため黄疸の症状が出てしまうのでしょう。

症状が進むと、体重の減少がさらに進んだり、上腹部の痛みが強くなってきます。また背中に強い痛みが生じる方も多いでしょう。部位によって黄疸や腹痛が出るかどうか換わってきます。

膵臓がんは血糖値の異常から検査につながり発見されることが多いがんです。血糖値の数値がおかしいと感じたときはきちんと検査を受けるようにしましょう。

お腹が痛い女性

膵臓がんとは?原因と症状/生存率/治療法や再発予防の知識【まとめ】

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腎・尿路/副腎

腹痛

腎、尿路/副腎にできるがんを説明します。

腎細胞がん

腎細胞がんは腎臓にできるガンの一種です。腎臓は左右にひとつずつ存在し、血液をろ過して尿を作る働きをしています。他にも血液生成のために必要なホルモンを作ったり、血圧のコントロールを行うなど、人が生命維持をするために不可欠な臓器といってよいでしょう。

腎臓にできるがんは腎細胞がんと腎盂がんがほとんどです。どちらのがんも発症者のほとんどが成人ですが、小児がんの一種でウィルムス腫瘍という種類のがんがあります。

初期症状はほとんどないため気づかない人が多いがんです。早期発見早期治療を行えるのは、定期的に検診を受けている人や、他の治療を行うために精密検査を受けていた人が多いといわれています。

偶然見つかる場合ばかりで、自分から腎臓がおかしいと感じることは稀です。症状が悪化すると、食欲不振や貧血、発熱、体重の減少などが起こります。

他にも高カルシウム血症、赤血球増多症、高血圧などが起こる可能性があります。

腎細胞がんを発祥する人の多くは男性で、女性の2倍の発症率だといわれています。しかしがん全体に死亡率は1パーセント程度なので悪化しなければ治る可能性の高いがんです。

もし異変を感じたらすぐに検査を受けるようにしましょう。

腹痛の男性

腎細胞がんとは?初期症状と原因/生存率/治療法や再発予防【まとめ】

腎細胞がんとは腎臓で発生するガンのうち、腎臓の実質的な細胞が悪性腫瘍化し……続きを読む

腎盂・尿管がん

腎盂は、腎実質が作った尿が集まる場所です。尿管は腎臓を膀胱をつなぐ管のことをいいます。腎盂と尿管はあわせて上部尿路という呼び名があり、この部位にできるガンが腎盂・尿管がんと呼ばれています。

腎盂、尿管のどちらにできてもガンの治療方法が似ているため、一まとめにされているのです。他にも腎臓にできるガンはありますが、腎盂・尿管がんとは治療方法や症状が違うため別分類となります。

腎盂・尿管がんの主な症状は血尿です。尿を作るために必要な部位なので、尿に真っ先に異常が起こります。目に見えてわかる変化のためすぐに気づき病院で検査を受ける方が多いでしょう。

他にも腰、わき、背中の強い痛みが起こる場合があります。排尿時に痛みを感じたり、頻尿になる場合もあります。さらに悪化すると、体のむくみ、尿の出の悪化、腎臓の片方が働かなくなるなどの症状が起こります。

膀胱炎と似た症状なので軽く考えてしまう人もいるかもしれませんが、きちんと検査を受けるようにしましょう。検査は基本的に超音波検査が用いられています。

腎盂・尿管がんは早期発見しやすい病気なので、死亡率も2,3パーセント程です。喫煙が主な発症理由のため、女性よりも男性のほうが発症しやすいがんだといえます。

腹痛

腎盂・尿管がんとは?原因と症状/生存率/治療や再発予防【まとめ】

腎盂と尿管とは尿路の内の上部分にあたる器官です。この部分に発症するガンを腎盂・尿……続きを読む

膀胱がん

膀胱は体内で作られた尿を一時的に貯蓄するための臓器です。膀胱は尿が漏れないようにする蓄尿機能と尿意を感じ排出する排尿機能が備わっています。

膀胱表面は、尿路上皮という粘膜で覆われています。膀胱がんのほとんどは、この尿路上皮という種類に分類されるがんです。ここからさらに、ガンの状態によって筋層非浸潤性がん、筋層浸潤性がん、転移性がんに分けることができます。

初期症状は尿の色が赤や茶に変化することがほとんどで、目で見てわかりやすい変化のため初期から気づきやすいガンといえるでしょう。他にも排尿時の痛みや尿意を頻繁に感じるなど、膀胱炎に似た症状が起こります。

膀胱がんは進行が緩やかながんです。軽い違和感があった時点でがんがかなり進行している可能性もあります。だからこそ、膀胱炎に似た症状でもすぐに病院に行く必要があります。

特に、膀胱がんは尿の変化以外にもいくつかの初期症状が起こるがんです。たとえば、排卵痛、下腹部の痛み、尿意切迫感です。

膀胱炎であれば薬を飲めば治りますが、飲んでも治らない場合はがんの可能性もあるでしょう。また背中の痛みは膀胱炎では起こらない症状です。膀胱炎の痛みと同時に背中が痛む場合は注意をしてください。

腹痛の男性

膀胱がんとは?初期症状と原因/生存率/治療法や再発予防【まとめ】

膀胱がんとは、尿路上皮にガン細胞が発生した状態を指します。腎盂・尿管がん……続きを読む

副腎がん

副腎は左右の腎臓の隣に存在する臓器です。副腎がんが発症する人はとても少なく、100万人に2人の計算で発症するといわれています。40代から50代で特に多く発症する病気で、女性のほうが男性よりも掛かりやすいといわれています。

初期症状は特にありません。がんの症状が進むと、腫瘍が大きくなり体の外側からでも触れるようになります。また、腹痛、便秘、吐き気などの症状が起こるようになるでしょう。

いずれもただの体調不良だと思い見過ごしてしまいやすい症状です。これといった初期症状がないため、副腎がんが発見されたときにはすでに症状がかなり進行しているということは珍しくはありません。

また、副腎がんは高血圧、肥満、糖尿病と同時に起こりやすい病気でもあります。いずれかの病気で診察を受けているときに副腎がんが見つかる場合もあるでしょう。

他にも、別の病気の検査で超音波診断やCTを行った際に偶然副腎がんが見つかる場合もあります。進行が進むと体重の減少、食欲不振、発熱など全身に症状が及びます。

副腎がんの治療は手術がほとんどです。薬物治療を行っても改善しない可能性が高いため、手術で切除を行い治療を進めていきます。

医師とパソコン

副腎がんとは?初期症状と原因/生存率/治療法や再発予防【まとめ】

副腎は、人が生きる上で欠かせないホルモンを作り出す部分です。人の体には無くてはな……続きを読む

皮膚

膝のサポート

皮膚にできるがんを説明します。

皮膚がん

皮膚がんは基底細胞がん、有棘細胞がん、悪性黒色腫などいくつかの種類があります。悪性黒色腫は皮膚がんの中でも一番有名な種類で、皮膚を作る組織から発生したがんのことを言います。

悪性黒色腫のほかにもメラノーマ、黒色腫と呼ばれることもあるがんです。日焼けやシミの原因ともなっているメラニン色素と関係しているがんのため、メラノーマと呼ばれています。

悪性黒色腫は、メラノサイトという色素を作る細胞やほくろの細胞が悪性化して発症します。初期症状も皮膚にわかりやすく現れるので発見しやすいでしょう。

ほくろとの区別は素人では難しいといわれていますが、しっかりと確認をすれば普通のほくろなのか悪性黒色腫なのか見分けることも難しくはありません。

ほくろとの違いは具体的に以下の項目が参考になります。

  • 左右非対称であること
  • 皮膚とほくろの境目がギザギザしている
  • 色が滲み出している
  • 色が均一ではなく色むらがある
  • 大きさが直径6mm以下で大きさが変化していく

特に、1,2年の間で色や形に変化があれば悪性黒色腫の可能性は高いでしょう。

悪性黒色腫は遺伝や環境の要因がとても高いがんです。紫外線に弱い白色人種が発症しやすく、日本人は比較的発症しにくいがんだといえます。

女性の顎

『皮膚がん』初期症状とは?原因/生存率/治療法や再発予防【まとめ】

皮膚がんとは皮膚に腫瘍ができる病気ですが、実は皮膚がんの中にはさまざまな種類があ……続きを読む

骨・筋肉

膝のレントゲン

骨や筋肉にできるがんを説明します。

骨肉腫

骨肉腫は、骨のがんの中でも特に発症率の高いがんで、小児の骨にできます。日本国内だけでも骨肉腫が発症する人は年間150人ほどだといわれているのです。

骨にがんが発症することは少なくがん全体の中では稀な病気だといえますが、小児がんの中では比較的有名なものといってよいでしょう。

骨肉腫は、10代、特に中学生から高校生の時期に起こりやすいがんです。

骨肉腫は骨のさまざまな部位に発症します。特に多いのが大腿骨、続いて膝関節に発症します。骨肉腫の疑いが生じたらレントゲン撮影を行い骨肉腫かどうかの検査を行っていきます。

その後、血液検査や病理検査を行い血液や細胞から細かくがんについて調べてから病期や状態を知り、治療の方法を決めていくのです。

骨肉腫は転移する可能性の低いがんであり、最も悪化したステージ5までは転移する可能性はありません。

治療は抗がん剤と手術がほとんどです。症状次第では成長に関わる骨を摘出する場合もあります。そのため、その後の成長に大きく関わる可能性も高いでしょう。

しかし現在はできる限り患肢温存での手術を行います。手術だけでは再発する可能性があるため、術後に抗がん剤での治療を行う場合も多いでしょう。

膝のレントゲン

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小児

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小児がん

小児がんは乳幼児から15歳までの間にかかるがんのことをまとめてそう呼びます。がんの発症率は年齢を追うごとに高くなります。しかし中には小児がかかりやすいがんもありますし、成人の発症率が高いがんに小児が発症する可能性もあるのです。

小児がんの発症率は10000人中1人の割合で発症するといわれています。

小児がんは成人のがんと違い予防が難しいという難点があります。しかし現在は小児がんが発症したとしても治療次第で7割から8割の方が成功し無事に成長しているという結果が出ています。だから発症したとしても慌てないでください。

小児がんの種類は白血病やリンパ腫、悪性骨腫瘍、脳腫瘍・脊髄腫瘍、神経芽細胞腫などです。中でも小児がんの35パーセントを占めるのが白血病で、ついで脳腫瘍・脊髄腫瘍、神経芽細胞腫が発症率の高いがんといえるでしょう。

検査はCT検査、MRI検査、超音波検査、核医学検査が主流となっています。もしがんだと診断された場合は手術、抗がん剤、免疫細胞療法、放射線療法のいずれかを選択することとなるでしょう。

手術の場合はがんの大元を除去したり、転移している場合はそちらも取り除きます。手術が基本なところは小児がんも成人の発症するがんも変わらないのです。

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血液・リンパ(白血病・悪性リンパ腫)

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血液やリンパにできるがんを説明します。

急性白血病

急性白血病は血液中に起こるがんです。血液の中にはさまざまな血液細胞があります。急性白血病になると、血液をつくるうえで未熟な血液細胞に遺伝子異常が起こったり、がんとなった細胞がどんどん増殖することで発症します。

急性白血病は白血病の一種でとても進行速度の速いがんです。急性白血病との名前のとおり急に症状が出る場合が多く、気づいたときには症状がかなり進行している場合が多いでしょう。

主な症状は、息切れ、貧血、動悸、倦怠感、発熱、あざ、鼻時、歯茎の出血、お腹のハリ、腹痛、腰痛、関節痛、頭痛などです。血液は体全体を巡っているので、急性白血病の症状も体全体に現れてしまうのでしょう。

急性白血病になる原因は明らかになっていません。放射線や化学物質が原因なのではともいわれていますが、確かな原因だとはまだいえないのです。10万人に2,3人が発症する病気だといわれていて、発症率は年齢を追うごとに高まります。

急性白血病の治療は主に抗がん剤で行われます。初期は抗がん剤を複数併用して行い白血病の細胞を減少させていきます。その後状態によって点滴や内服薬、背中から直接抗がん剤を注入して治療を行う場合もあります。

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慢性白血病

慢性白血病は造血肝細胞に異常が起こったときに発症するがんです。がんとなった血液細胞はどんどん増え続けていきます。白血病は進行スピードが速いがんという印象がありますが、慢性白血病は血液がんの中でも進行スピードが緩やかながんだといわれています。

慢性白血病になると、血液中の白血球が白血球病細胞になります。しかし白血球病細胞になっても通常の白血球と同じ働きをするため、体への変化も特になく発症に気づかずに過ごす人がほとんどです。そのため、血液検査を受けたときなどに白血球の増加を受け、慢性白血病だと診断されることがほとんどです。

初期は症状が薄いがんですが、進行していくと白血球の数が膨大に増えるため貧血になりやすくなります。その後、無気力、寝汗、体重の減少、倦怠感などが起こります。

いずれもただの体調不良だと思い込みやすい症状です。異変を感じたらすぐに病院に検査に行きましょう。

慢性白血病の治療は進行状況によって変化していきます。慢性期は分子標的治療が主ですが、その後白血球量に変化があった場合は経過をみつつ投薬治療を続け、変化がなかった場合はもっと効果の高い薬へと変更になるでしょう。

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は血液細胞のがんの一種で、白血球の一種、リンパ球ががんになった病気のことを言います。リンパは体の様々な部位にあります。そのため悪性リンパ腫はからだのいろいろな場所に病変が起こる可能性があります。

特に腋窩、頸部、鼠径のリンパが腫れることが多く、リンパ節以外の部分に発生する場合もあるがんです。

悪性リンパ腫は初期に痛みのないしこりが発生する場合がほとんどです。特にリンパの多い脚のつけね、首、脇などにおこりやすいでしょう。このしこりは数週間から数ヶ月の期間をかけて少しずつ大きくなっていきます。

長期間か経て大きくなったしこりは全身に広がっていき、体全体にさまざまな症状が起こります。特に多いのが発熱、体重減少、盗汗です。

このほかにも皮膚の発疹やかゆみ、臓器の圧迫、麻痺などが起こるでしょう。

悪性リンパ腫の発症原因は明らかになっていません。しかしごく稀に、ウイルス感染症が関係して悪性リンパ腫になる場合があるといわれています。

悪性リンパ腫はさらに細かく種類に分けることができ、日本で多いのが非ホジキンリンパ腫、欧米で多いのがホジキンリンパ腫です。非ホジキンリンパ腫はさらに低悪性度リンパ腫、中悪性度リンパ腫、高悪性度リンパ腫の臨床分類に分けられます。

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男性特有のがん

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男性特有のがんを説明します。

前立腺がん

前立腺は男性のみにある臓器のため、前立腺がんに発症するのも男性のみです。前立腺は尿道周辺に存在する臓器で、精液に含まれている前立腺液を作るために存在しています。

前立腺がんは、進行が緩やかなため早期発見ができれば治癒が可能ながんです。しかし発見が遅くなると、リンパ節、骨、肺や肝臓に転移する可能性もあるでしょう。

前立腺がんは自覚症状の薄いがんです。初期症状は尿が出にくいと感じたり、尿の回数が増えるなどの変化が起きますが前立腺がんだと気づかない場合がほとんどです。

症状が進行すると、血尿、腰痛などの変化が起こり、検査をする人が増えます。症状に気づかないまま放置すると、死亡する可能性もあるがんです。

前立腺がんは症状が深刻化しないため、死後解剖で前立腺がんになっていたと見つかるケースも少なくはありません。

前立腺がんは60歳以降からかかりやすく、年齢を追うごとに発症率も高くなります。男性のがんの中では胃、大腸、肺についで発症する確率の高いがんです。原因は解明されていませんが、年齢、肥満、食生活、喫煙などが影響で起こる可能性が高いといわれています。

加齢は防ぐことができませんが、肥満や食生活を改善するだけで前立腺がんはもちろん様々ながんの予防につながるでしょう。

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女性特有のがん

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乳がん

乳がんは女性特有のガンです。男性でも発症する可能性がない訳ではありませんがごく稀でしょう。乳がんの9割以上は女性の乳房の中にある乳管から発生します。

ごく稀ですが、乳管とつながっている小葉からがんが発生することもあり、これは乳がんの中でも小葉がんと呼ばれます。

乳がんの発症率は高く、30代以降から発症しやすくなり50代をピークに発症率はどんどん低下していきます。市区町村で定期健診を行っているがんなので、発見率も高く、早期発見早期治療ができれば治る可能性の高いがんです。定期健診を心がけましょう。

発症する人は年々増加傾向にあるがんです。原因の多くは女性ホルモンの一種であるエストロゲンだといわれています。

乳がんに直接関係があるかどうかはまだ解明されていませんが、経口避妊薬であるピルの服用や、更年期や閉経後のホルモン治療を行い体内のホルモン量が変化すると乳がんの発症率が高まるといわれています。

症状は、乳房にしこりができる、乳房の皮膚が変化し赤く腫れたりえくぼができたり痛みや熱感を伴う、乳房のリンパが腫れるなどです。どれも乳房に起こる変化なので自覚しやすいため、異変を感じたらすぐに病院で検査を受けるようにしましょう。

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子宮頸がん

女性特有のがんで婦人科系がんでは一番有名な子宮がんですが、実は子宮頸がんと子宮体がんの2種類があります。子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にできるがんです。

子宮の入り口部分に発症するため検査で発見がしやすく、早期発見ができれば治療がしやすいがんといえるでしょう。そのため定期的に子宮がん検診を受けることをおすすめします。

20歳以上の女性は2年に一度子宮頸がん検診を受けることが進められています。

子宮頸がんは初期症状がほとんどないがんです。そのため自分自身で気づくことはできません。20歳を過ぎたら定期的に検診を受けることだけが、子宮頸がんを早期発見早期治療をするためにできる手段となります。

しかし人によっては性交中の出血、おりものの変化、月経量の変化などが起こります。これらをただの生理不順、体調不良だと決め付けずにきちんと病院で相談をすることも大切です。

子宮頸がんは20代後半から40歳まで発症率が高まりますが、それ以降は横ばいとなります。死亡率は若ければ若いほど高くなってしまいます。これは、若い人ほど子宮頸がん検診を受ける人が少なく、気づいたときには症状が進行しているからだといわれています。

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子宮体がん(子宮がん)

子宮体がんは、子宮内膜がんと呼ばれることもあるがんです。子宮がんは大きく分けて子宮頸がん、子宮体がんに分けることができますが、一般的に子宮がんというと子宮体がんのほうを指すことが多いでしょう。

同じ子宮がんですが、子宮頸がんと子宮体がんではさまざまな違いがあり、治療方法も予後も変わってきます。

子宮体がんの症状は初期はほとんどありません。しかし月経以外で出血が起きたり、排尿に違和感を感じたり、性交時の痛み、おりものの変化を感じた場合はすぐに病院で診察を受けるようにしましょう。初期症状がほとんどないがんこそ、早期の検査が重要となります。

特に症状で多いのが、出血です。子宮体がんになると閉経後にも関わらず生理のような出血が続く場合があります。閉経間際だと子宮体がんの初期症状だと気づかない場合も多いでしょうが、きちんと見極める必要があります。

子宮体がんは初期段階の場合は手術を行い子宮摘出などを行います。進行していくと、手術を行うか、化学療法や放射線治療をするかの選択となります。

術後のリスク判定を受けて、その後化学療法、放射線治療、ホルモン療法のどれを選択するか変わってきます。

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卵巣がん

卵巣は、子宮の両脇に合計2つある臓器です。卵巣には、思春期に女性らしい体を作るお手伝いをしたり、女性ホルモンを分泌させる役割があります。卵巣の働きは閉経まで周期的に行われます。卵巣がんになると、どんどん大きくなり大腸や小腸、リンパ節、脾臓などに転移する可能性が高いでしょう。

初期症状の薄いがんなので、自覚症状はほとんどありません。お腹のはりを感じたり、尿意が頻繁に起こったり、食欲低下、下腹部のしこりなどが起こる場合がありますが、自分自身でがんだと気づくことはまれです。

急激におなかが張る、下腹部にしこりがあるなどの変化が起こったときはすぐに病院に行きましょう。発症者は40代以降が多く、60代前半以降は次第に発症者が減少していきます。

卵巣がんの原因はまだ解明されていませんが、がん予防のために禁煙、適度な飲酒、食生活の改善、適度な運動、肥満予防などは不可欠です。体内が不健康な状態であると卵巣がんも発症しやすくなってしまうのでしょう。

治療は病期によって異なりますが、主に手術と化学療法を併用して行います。手術のみで経過を見る場合もありますし、経過が十分でなかった場合は化学療法も併用しながら経過観察となります。

卵巣がん

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まとめ

看護師と患者

体のさまざまな部位のがんの紹介をしましたが、体に発症するがんはこれだけではありません。もっと様々な部位のがんが存在しますし、過去の発症例が少ない珍しいがんもたくさんあります。

がんは決して怖い病気ではありませんが、多くのがんは初期症状がほとんどない点が不安な部分です。初期症状が起こったとしても、たんなる体調不良で済ませてしまう場合が多いのです。そのため普段からちょっとした体調の変化を見過ごさず、違和感を感じたらすぐに医師に相談をするようにしましょう。

がんは早期発見ができれば治る可能性も格段にアップするのです。

早期発見早期治療も大切ですが、やはり一番はがんにならない健康な体を手に入れることが大切です。がんは発症理由がわかっていないものも多いです。しかし発症理由がわからなくても、体を健康的に保っていればがんの発症率を抑えることができます。

原因がわかっているがんでも、喫煙、過度の飲酒、運動不足、肥満、栄養不足などが原因です。これらを改善し、健康的な毎日を送ることでがんだけではなくさまざまな病気を予防することができるはずです。

健康的に過ごすためにはもちろん免疫力を高めることも大切でしょう。免疫力が高ければ高いほど、体内で発生するがんの大本を倒すことができますし、風邪にも病気にもなりにくい強い体に近づきます。

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