骨肉腫とは、骨にできるがんです。骨肉腫の怖いところは、発症者の75パーセントほどが20歳未満の若い世代だということです。(参照:小児がん情報サービス「骨肉腫」)

しかし日本では発症者が年間200人ほどの稀ながんであり、不治の病という訳ではありません。改善する可能性も高いため決して怖い病気ではないのです。

発症しやすいのは一番が膝周辺の太もも、すねの骨で、骨肉腫の60パーセントほどが該当します。続いて太ももの付け根などの股関節、腕の付け根などの肩関節周辺、顎と続きます。

発症率の高い手足以外に骨肉腫ができると発見が遅れて悪化する可能性が高くなります。万が一悪化してしまった場合は、その後の体の動きや生命維持にも大きく関わる可能性も高いでしょう。

若い層にかかりやすい病気だといわれていますが中高年でも発症する可能性はあります。また、女性よりも男性のほうがかかりやすいです。

骨肉腫と似たがんで骨外性骨肉腫というものがありますが、これは骨の外側にできるがんです。骨にできる骨肉腫とは違い40代以降に発症しやすいといわれています。

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骨肉腫の原因

医者の注意

骨肉腫の原因は、遺伝子異常かフッ素だといわれています。

発症者が少なく珍しいがんのためはっきりとした原因はわかっていませんが、がん抑制遺伝子に異常があると骨肉腫のリスクが高まるそうです。これはなかなか防ぐことができないでしょう。

次に、フッ素です。フッ素は化学物質で、日本で販売されている歯磨き粉に含まれている場合が多いでしょう。人体に有害な物質ではなく、歯磨き程度の量であれば病気になる心配もありません。

しかし、海外では飲料水にフッ素が混入されている場合があります。殺菌剤として含まれているフッ素を日常的に摂取していると骨肉腫の発症率が高まる可能性がある、という報告書がありました。

日本国内では日常的にフッ素を取り続ける習慣が無いため、フッ素が骨肉腫の原因になることはほとんどないでしょう。原因がわからないため予防も難しいがんなのです。

症状について!初期症状はあるの?

骨肉腫の主な症状は痛みです。骨肉腫ができる部位は、痛みを感じやすい膝や肩です。そのため痛みを感じたとしても腫瘍が原因ではなく、運動のしすぎや疲れからの痛みだと感じてしまうことが多いでしょう。そのため発見が遅れてしまいがちなのです。

痛い、といっても初期症状の痛みはあくまでちょっと痛い程度です。歩くときや運動をしたときに軽い痛みを感じる程度なのでそこまで深刻に感じることはありません。

また、10代や20代で骨肉腫になる方の多くはスポーツなどをやっている方がほとんどです。そのため、運動の痛みや筋肉痛だと思ってしまい長期間そのまま放置してしまう可能性がとても高いので注意をしてください。

骨肉腫が進行すると、痛みだけではなく腫れたり、骨肉腫ができている部位に熱を感じたりします。さらに悪化すると関節が曲がりにくくなってしまったり痛みが強くなるため、この段階で医師に相談をする方が増えるのではないでしょうか。

骨肉腫は部位に痛みができるというわかりやすい初期症状がありますが、日常的に痛みを感じやすい部位なので骨肉腫だとは思わずそのまま放置してしまう方がとても多いのです。もし痛みが続いたら、一度医師に相談をしてみることをおすすめします。

検査と診断

レントゲンを見る医師

骨肉腫はさまざまな検査を行い骨肉腫かどうかの診断を進めていきます。まず最初に行われるのがX線レントゲン検査でしょう。(参照:日本小児血液・がん学会「3章 骨肉腫」)

骨肉腫だとしたら、骨を撮影すると腫瘍が発見できたり、骨が破壊されているのを確認することができます。ただの痛みか骨肉腫なのかの判断が一番行いやすいのがX線レントゲンなのです。

また、骨肉腫は転移しやすいので体全体をレントゲンで検査して転移していないかどうかのチェックも行うことが多いでしょう。

血液検査も行われます。これは、骨肉腫かどうかの検査ではなく骨肉腫以外が原因で骨に痛みを感じているのではないかの検査です。

次に、CT、MRI、骨シンチグラフィーなどの検査に入ります。それぞれ画像で体を様々な部位から検査することで、腫瘍の大きさや転移していないかどうかの診断を行います。

骨肉腫特有の検査として、組織検査が用いられることもあります。これは体の一部を採取してがん細胞か否かを調べるための検査です。検査をして骨肉腫の疑いが強い場合は組織検査を行い悪性の腫瘍かどうかの最終的な判断を行います。

骨肉腫の検査は一種類だけではなく複数行う場合がほとんどです。また、肺などに転移しやすいので、骨肉腫の疑いがあった場合は全身の検査となるでしょう。

骨肉腫の病期(ステージ)と生存率(余命)

パソコンを触る医師

骨肉腫は転移しやすいがんです。そのためステージが進めば進むほど全員にがんが転移していき、体全体ががんに侵されてしまい生存率はどんどん下がってしまうでしょう。

骨の中で大きくなって成長していく腫瘍は、骨の外にまで到達し、血液やリンパに乗り全身に運ばれていくのです。そのため、全身の様々な部位に転移しやすいのです。

特に転移しやすい部分が肺だといわれています。そのため、骨肉腫だと診断を受けたあとはすぐに体全体、特に肺に転移していないかどうかの診断に入るでしょう。

骨肉腫の診断を受けてから2年以内に肺への転移が確認されたという人はとても多く、肺にまで腫瘍が届くとその後の生存率も著しく低下してしまいます。

骨肉腫自体はそこまで恐ろしいがんではありません。しかし、発見が遅れやすいことと転移しやすいことから恐れられています。

生存率をあげるためにはできるだけ早く骨肉腫を発見することと、再発防止や転移をできる限り防ぐことなのではないでしょうか。

ステージが低い段階で骨肉腫に気づく人はあまりいないといわれています。しかし、早い段階で気づき治療さえできれば生存率もどんどん高くなっていきます。

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ステージ0(0期)と生存率(余命)

ステージ0段階で骨肉腫が発見されることはほとんどありません。そのため生存率や状態を知ることも難しいでしょう。この段階での骨肉腫のデータが少なすぎるため情報がほとんどないのです。

ステージⅠ(Ⅰ期)と生存率(余命)

骨肉腫ステージ1はいくつかの分類があり、転移はしていない状態、骨の外にまで広がっているが転移はしていない状態、直径8センチ以下の状態、8センチ以上でも転移していない状態がステージ1に該当します。

ステージⅡ(Ⅱ期)と生存率(余命)

ステージ2はがん自体の悪性度は高いが転移はしていない状態、骨の外にまで広がっているが転移していない状態、8センチ以下で転移していない状態のことを言います。

いずれも、ステージ1に比べると悪性度が高くなっているが骨周辺にとどまっている状態がステージ2なのです。

ステージⅢ(Ⅲ期)と生存率(余命)

ステージ3はがんが発症した骨の中に転移している状態のことを言います。

骨肉腫はステージごとの生存率を調べるのが難しいがんですが、この段階までであれば50パーセント程の確率で生存するといわれています。

ステージⅣ(Ⅳ期)と生存率(余命)

ステージ4は肺、リンパ節、骨組織など遠い部分にまで転移している状態のことを言います。

この段階まで行くと骨肉腫だけではなく転移した部分のがんの生存率も絡んでくるので明確な生存率を出すのは難しいでしょう。しかし生存率は格段に下がります。

骨肉腫の治療法

手術

骨肉腫の治療方法は大きく分けて外科療法、化学療法、放射線療法の3つが主流となっています。特に外科療法の手術、化学療法の抗がん剤投与のみで治療を行う人がほとんどでしょう。

骨肉腫の治療でまず第一に行われるのが、手術です。(参照:希少がんセンター「骨の肉腫」)

これは骨肉腫に限らず多くのがんの治療で行われている方法となります。腫瘍を取り除かなければ、がんを治すことは難しいのです。がんができた部分の骨を取り除くことは骨肉腫の治療では最も大切です。

しかし、骨肉腫ができやすい部分といえば膝です。

昔は骨肉腫の手術として脚や腕などを切断することも珍しくありませんでした。しかし最近はただ切り取るのではなく人口骨や他の部位の骨を移植するなどして、四肢を残したままの手術を行う方法が増えてきたのです。

そのため、骨肉腫の手術といってもどのように四肢を温存するかでさまざまなやり方を医師と相談しながら決めることとなります。

他にも抗がん剤の投与、放射線療法などを用いてそれぞれを組み合わせた治療を行っていきます。

骨肉腫の治療で最も大切なことはがんを取り除くことですが、手術でがんを取り除く前後も、薬を飲んだり放射能を浴びたりとさまざまな治療を行っていく必要があるのです。

手術(外科療法)

骨肉腫の手術は、骨の一部を失う手術です。そのため、失った部分をどのようの補強するかで手術の方法が異なります。

患肢温存術は、できるだけ四肢を失わないように切除する範囲を狭めて行う手術です。切る部分が最低限のため体への負担も少なく、その後の補強も最低限ですみます。

がんの進行度によっては選択できない可能性もありますが、患肢温存術を選択する人が一番多いようです。

この方法で手術を行った後は、人工骨・人工関節置換術や自家骨移植で補強をしていきます。

人工骨・人工関節置換術は、人工骨や人工関節を埋め込み、手術前と変わらない状態を維持するための治療方法です。

手術後も比較的早い段階から手足を動かせますが、年数が経過するごとに人工骨や人工関節の部分が劣化したり摩擦して壊れてしまう可能性があります。そのため場合によっては交換の手術が必要になる場合もあるでしょう。

自家骨移植は手術で切除した部分に自分の骨を埋め込む治療方法です。

自分の骨なので耐久性もありぴったりとフィットしやすいのですが、骨がくっつくまでには多少の時間がかかります。また、骨の摘出手術も必要となるでしょう。

体への負担はありますが、人工骨・人工関節置換術のような再手術の可能性は低いです。

症状が大幅に進行している場合は、部分的に切除をすることはできません。その場合は大幅に切除した後に義足などをつけることとなります。

しかし最近の義足はとても扱いやすく、まるで自分の足のように動くことができるはずです。見た目にも違和感はなくリハビリ次第では普通に日常生活を送ることができるので、義足でも負担はそこまでかかりません。

回転形成術は、膝関節を失った場合に選択できる治療方法です。膝部分を切除した後膝上と膝下の脚をつなぎ合わせて足先に義足を取り付ける方法で、足先に義足を付ける形となります。

膝下と膝上をつなぎ合わせる才、足先側を180度回転することで、足首を膝関節代わりに使うことができるようになり、より自然に義足を使いこなすことができるでしょう。

そのまま膝下を切り離して義足をつけるよりも耐久性に優れ動かしやすいというメリットもありますが、見た目に違和感があるなどのデメリットもあります。

どの方法を選択するかは骨肉腫の進行度合いと患者の意思によって変わっていきます。

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抗がん剤(化学療法)

骨肉腫は、手術と同時に抗がん剤での治療が用いられることが多いです。骨肉腫は抗がん剤が効果的ながんなのです。

手術前に抗がん剤を服用し周辺に行き渡ったがん細胞を死滅させたり、がんの進行や転移を防ぎます。また、骨肉腫の治療で用いられる抗がん剤のほとんどは点滴注射など直接体内に注入するものです。

手術を終えた後も、転移や再発防止のために抗がん剤の服用が行われます。

ちなみに、放射線療法が用いられることもありますが稀です。あくまで手術や抗がん剤での治療の補助として行われることがあるでしょう。

先進医療の重粒子線治療を行う場合もありますがまだまだこの方法を選択する人は少ないようです。

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再発防止は?免疫力を上げて予防する!

ジョギング

骨肉腫は再発の可能性がとても高いがんです。特に転移しやすい肺は、生存率も低く再発予防も難しいため、悪化すると死に至る可能性も高くなってしまいます。

そのため、手術などで全て取り除いた後も定期的に抗がん剤の治療が行われたり検査などを続ける必要があります。一般的には術後半年から1年の通院が必要となるでしょう。

しかし、骨肉腫の再発や転移は2年以内に起こることが多く、5年たってから急に再発や転移した、という話はほとんど聞きません。術後2年を乗り切れば、生存率は一気に6割を超えるほどです。

もちろん、骨肉腫の手術をした後は義足になったり人工骨が移植されたりと生活に不具合な部分は多いかもしれませんが、できる限り再発防止を心がけるようにしましょう。

そのためには免疫力を高めることが一番です。免疫力を高めることで、骨肉腫はもちろん転移しやすい肺がんやその他のがんの予防、改善にもつながります。

免疫力が高い人ほど、がんの発症率も低くなります。骨肉腫の手術をした後は激しい運動は行いにくいかもしれませんが、適度な運動や健康的な生活を心がけて免疫力を意識した生活を続けてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

メモをとる人

骨肉腫は怖い病気というイメージがあるかもしれませんが、今はどんどん医療技術が進み、決して怖い病気ではなくなりました。早い段階で発見することができれば生存率もどんどん高くなります。だからこそ、早い段階での発見が大切なのです。

そのためには、定期的に検診を受け、ちょっとでも違和感があったら医師に相談をしてください。ちょっとした筋肉痛や肩こりが、実は骨肉腫かもしれません。

特に骨肉腫は若い人でも発症する可能性のあるがんです。若ければ若いほど、手術で義足になるとその後の生活にさまざまな支障をきたすでしょう。

骨肉腫は、肺などに転移しない限りは生存率は比較的高く、特に転移などがない場合は5年生存率が6割以上だともいわれています。

万が一、骨に違和感があった場合はすぐに病院に行きましょう。

また普段からも免疫力を高め、病気にならないがんになりにくい強い体を維持することも大切です。これは、がんの再発予防はもちろん、骨肉腫を防ぐためにも大切なことです。

骨肉腫の手術を受けた人は運動などで免疫力を高めることは難しいかもしれません。だからこそ、食生活やサプリ、栄養補給などで免疫力を高めてみてはいかがでしょうか。

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