日本では年間30万人以上の人が、がんで亡くなると言われていますが、欧米に比べると日本ではあまりがん検診を熱心に受けていないという現状があります。

初期のがんは自覚症状が少ない事が多く、自分は大丈夫だと過信してしまう傾向にある事が、検査から遠ざかる理由の一つです。

今は40歳以上の2人に1人ががんになると言われており、がんに罹患した人の3人に1人が死亡しているというデータがあります。

がんは決して他人事だとは言えませんから、まずは自覚症状がなくても定期的にがん検診を受けて、早期発見をする事が大切です。

しかしながら、がん検診を受けたからと言って、必ずしもがんを早期発見出来るわけではありません。

毎年定期的にがん検診を受けていたとしても、例えばすい臓がんの様に直接内視鏡を入れたりする事ができない臓器であれば、がん細胞が見落とされる事は多々あります。

反対に定期的ながん検診でがん細胞が見つかったとしても、とても微細ながん細胞で、手術などを必要としない場合もあり、その場合は過剰な医療行為を提供されるケースも少なくありません。

それでもがん検診を受ける必要性があるのは、最近痩せてきたとか、胃腸の調子が悪い等の自覚症状が起こってから病院で診察を受けるよりも、定期的ながん検診で早期にがん細胞を見つけた場合の方が、はるかにがんからの生存率が高まりますし、医療行為による体への負担も少なくて済むからです。

また日本人の多くががんで死亡する事が多く、少しでもがんにならない生活を送るために、日頃から自分の体の事を意識したり、がんにならない生活を送る様にするきっかけとして、がん検診を受けてみるという事もがん検診を受ける大きな意義と言えるでしょう。

仕事や家事が忙しくて、中々がん検診を受けるための時間を捻出できないという人の場合は、自宅で簡単にがんに罹患しているかどうかをチェックする事が出来るキットも多く販売されています。

まずは自分の体は自分で守るという意識を持つ事が大切で、そのきっかけとしてがんと向かう事が検診を受ける前に必要と言えます。

がんを早期発見するためには「がん検診」

MRI検査

がん検診の目的はがんをいち早く見つけて、早期に適切な治療を行う事で生存率を上げる事です。

がんの中には小さくて死亡するリスクが低いものと、進行が早くて死亡するリスクが高いものの二つがあり、がん検診は死亡するリスクが高いものを出来るだけ正確に見つける事が第一と考えられています。

自分の体にがん細胞が発見されると誰しも不安に思うものですが、早期発見と早期治療が行われる事で、多くの患者は安心する事ができますから、その意味でもがん検診はとても意義があるものだと言えます。

毎年会社で奨励している定期検診を受けているから自分は大丈夫と思いたい所ですが、定期検診では基本的な項目しか検査されないので、がんなど重篤な状態になる可能性がある病気に関しては発見が遅れる可能性があります。

日本人の多くががんによって亡くなっている今、定期検診だけでなく、がんを見つけるためのがん検診を受ける事が重要となってきています。

がん検診とは?

診察

がん検診にはメリットとデメリットがあり、両者を勘案して、がん検診を行う事でメリットが得られると判断された場合に行うべきです。

がん検診のメリットとは自覚症状がない人が、がんになる前の病変の時点で発見する事ができて、早期治療が行う事が出来るという事でしょう。

自覚症状が出て、診察を受けてがんが発見されるという時点では、進行がんの場合は命を救う事ができないという事態が多いのです。

もちろん「がんではない」という診断を受ける事によって安心できるという事も、がん検診のメリットと言えます。

反対にがん検診のデメリットと言えば、進行性のがんを完璧に見つける事ができると断言できないという事です。がんの疑いがあるという事で詳しい検査をしてみると、がんではなかったという「偽陽性」である事が日本医師会「知っておきたいがん検診」によると多々あるようです。

さらに過剰診断と言って進行性のがんではない小さながんでも見つけてしまうと、早期治療という目的から手術等を行わなければならなくなるというのもデメリットと言えるでしょう。

がん検診を行って「がんかもしれない」と言われると、多くの患者はとてもナーバスになってしまいがちで、これもがん検診を受ける事によるデメリットと言えます。

がん検診を受ける事でこれらのデメリットが発生してしまいますが、医師や看護師からきちんとした説明を受けたり、セカンドオピニオンを聞いてみたり等して、患者が納得する事が、がん検診を受けるデメリットを減らす事に繋がります。

血液検査でがんが発見できるってホント?

検査中の女性の医者

がん検診というと、胃バリウム検査、X線検査、マンモグラフィ等を思い浮かべるかもしれませんが、実は血液検査を受ける事によって、自分ががんに罹患しているかどうかを確認する事ができます。

がん細胞が発生すると、がん特有の物質を血液中に放出するので、血液を調べる事によって、がん細胞が体内に発生しているかをチェックする事が出来るのです。

一般的にがんが発見できる血液検査として腫瘍マーカーがありますが、腫瘍マーカーには色々な種類があり、例えば大腸がんであればCEAという物質が、卵巣がんであればCA125という物質の値が高くなる傾向にあります。

これらの物質は正常な細胞でも分泌されるので、これらの物質が発見されたからと言ってすぐにがん細胞があると断言はできませんが、分泌量が高くなっていると、がん細胞が発生している可能性が高いので、がんが発見できる可能性が高くなります。

毎年定期健康診断を受けていても、腫瘍マーカーは別途申し込みが必要な場合が多いので、自分ががんに罹患しているかどうか知りたい場合は各自申し込みをする必要があります。

腫瘍マーカーは完璧なものではなく、特定物質の分泌量を測定して「がん細胞がある確率が高い」という事がわかる検査なのですが、その点を踏まえれば、一つの指標として検査を受けてみると良いでしょう。

医療機関でがんを早期に発見する

医者と患者

がんは日本人の死亡原因で毎年上位に来ますが、一向にがんによる死亡者数が減らないでいます。

そこで多くの医療機関では自覚症状が出る前に検査を受ける事でがんを早期発見して、早期の治療を始める事が出来るように、がん検診を奨励しています。

毎年会社の案内で定期健康診断を受ける人は多いのですが、がん検診を受ける人は少ないのが現状です。

しかしがん検診を受けることで100%がんを発見する事が出来るとは言えなくとも、がんに対して意識をするという意味から、がん検診を受ける事が非常に重要であると言えます。

早期発見ができて、早期に適切な治療を受ける事も確かに重要ですが、毎年「がんに罹患していなかった」という結果をもらえるという事も精神的な安定に繋がりますから、がん検診はとても意味があると言えます。

PET検査の内容と費用

病院のベッドで寝る女性

がんの早期発見にはがん検診で行われるPET検査でしょう。

がん細胞が通常の細胞の3~8倍のブドウ糖を溜めこむ習性を利用して、特殊な点滴を体内に注入してから、専用の装置で撮影することで、がん細胞があたかもマーカーで印がついているかのように見えるようにしてがん細胞の所在を確認するものです。

PET検査が主流になっている欧米の後を追うように日本でも最近では多くの医療機関で実施されるようになってきました。

平成22年4月から早期の胃がん以外であれば保険が適用されるようになったので、費用に関しては敷居がかなり低くなったと言えます。

ただし超音波検査やMRI検査など、他のがん検査でがん細胞を発見出来ない患者やすでにがん細胞がある事が診断されている患者のみ適用となっているので注意が必要です。

またがん細胞が悪性か良性かの判断のためのPET検査や同じ月に同じ病名のためのPET検査を受けている場合は保険適用外になります。

それでもPET検査が人気なのはごく小さな早期のがんも発見出来る可能性が高く、注射を最初に打って、後は撮影等で2時間程かかるくらいで、とても簡単であるという事に理由があります。

体の隅々まで調べるスタンダードなPET検査であれば、医療機関にもよりますが、10万円程度かかりますが、それでもがんの早期発見やがんの転移・再発の可能性を知りたい患者にとても人気があります。

スクリーニング検査の種類と方法

画面を見る医師

がんはがん検診で早期発見をして早期に治療を行えば、それだけ生存率を上げる事ができます。

そこで自覚症状が無い人やがんの疑いがある人に対して「がん細胞があるかどうか見極める」検査としてスクリーニング検査が行われています。

スクリーニング検査は早期発見が目的ですが、必ずしも全てのがんを発見出来るわけではありません。またがん細胞がある疑いがあっても実は偽陽性で誤った検査結果が出てしまう可能性もあります。

スクリーニング検査は100%完璧な検査ではないという事を念頭に置いて、検査に臨んだ方が良いでしょう。

日頃私たちが自治体の助成を受けて受診している定期検診などでもスクリーニング検査が行われています。例えば胃バリウム検査は胃がんのスクリーニング検査の一つです。

胃バリウム検査は検査前にバリウムを飲んで、胃壁にバリウムを付着させてからX線で撮影し、がん細胞があるかどうかをチェックします。

その他のスクリーニング検査として、大腸がんでは便潜血検査で便に血液が付着しているかどうかを確認しますし、乳がん検査では乳房をX線で撮影してがん細胞をチェックするマンモグラフィーなどがあります。

費用は医療機関によって様々で、例えば胃バリウム検査はある医療機関では8,000円なのに対し、ある医療機関では1万円~1万5千円です。

自治体で費用を負担する場合は一つのスクリーニングが500円前後とかなり安価で行う事ができます。

アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)

薬

がん検診というと大掛かりで、1日がかりの検査だから忙しい人には受診するのが難しいというイメージがある中、最近たった5ccの血液を調べるだけで、がんの早期発見が出来る「アミノインデックス がんリスクスクリーニング(AICS)」が今注目を浴びています。

アミノインデックスでは胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮および卵巣がんになるリスクがどれくらいあるか、便検査やX線検査に比べるて10倍の精度で発見出来る画期的な検査方法で、各種メディアでも頻繁に取り上げられています。

がんの検査というと腫瘍マーカーが主流ですが、腫瘍マーカーは血液中のタンパク質を測定する方法で、がんがある程度進行しないと発見できないというデメリットがあります。

しかし、アミノインデックスは血液中のアミノ酸濃度を測定する事でがんになるリスクを検査する事が出来るので、がんの早期発見に役立つとして現在人気が高まっています。

アミノインデックスを実施している医療機関は全国で130ほどで、検査結果は採血後、約2週間で判明します。

保険適用外で費用は20,000円程度かかりますが、一度の採血で6種類のがんの早期発見が出来るので、今後もアミノインデックスの検査を希望する人が増えていく傾向にあります。

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骨シンチグラフィー検査

レントゲン写真

がん検診で、がんが骨に転移しているかどうかを確認するのに有効な方法として、骨シンチグラフィー検査があります。がんの転移だけでなく、関節炎や骨折、骨髄炎などの検査にも使用される方法です。

骨シンチグラフィー検査は、まず注射で放射線同位元素(RI)を体内に流し込み、3時間程待ってからX線撮影を行う事によって、骨にがん細胞など病巣や炎症が見られる所を黒く反転させてがん細胞を見つける方法です。

それによって、骨に異常がないかどうかをチェックします。

骨は大人になっても健康な状態であれば常に破壊と再生を繰り返しているのですが、がん細胞などの病巣が出来ると、この自然なサイクルが行われなくなります。

骨シンチグラフィー検査はこのサイクルが行われなくなっている部分を映し出すことによって、早期に病巣を発見する事が出来るのです。

がん細胞の発見であれば、骨への転移だけでなく、腎臓がんや前立腺がん、泌尿器がんなどの検査にも使われています。

骨シンチグラフィーの費用は体内に注射する薬剤が医療機関内で調剤されるか、完成品を購入しているかで多少の開きはありますが、概ね6万円前後で、3割負担であれば、2万円前後と考えておいた方が良いでしょう。

最先端の「遺伝子検査」

家族や親戚にがんを発症した人がいると、多くの人が自分もがんに罹患するかもしれないと不安になるものです。

しかし実際には、先天的に遺伝して発症するがんは全体の5%以下とされており、どちらかというと、がんに罹患した家族や親戚と同じライフスタイルをしているという後天的な原因でがんに罹患する人が多いのが実情です。

それでもなお、遺伝的ながんを心配する人が多く、最近ではがん検診の他に病院で遺伝子外来を設ける所が増えてきています。

病院での遺伝子検査では採血を行ってがん細胞があるかどうかの評価を行っています。

相談に関しては保険が適用されるケースがほとんどですから、自分は「がん家系だから」と不安に思うのであれば、遺伝性のがんについて情報を集めるためにも一度診察を受けてみると良いでしょう。

もしお近くに遺伝子外来がない場合は自宅で簡単に遺伝子検査を行う事が出来るので、そちらを利用する手があります。

遺伝子検査のキットをインターネットや電話から注文し、検査キットが送られてくるので、唾液を採取して返送します。検査結果は約1ヶ月後にweb上で確認できますから、病院へ行く煩わしさがありません。

遺伝子検査ではがんだけでなく、アルツハイマーや生活習慣病などもわかるキットが販売されていますから、遺伝的に自分ががんをはじめどのような病気になりやすいのか知りたい場合は、利用してみてください。

唾液でがん検査「サリバチェッカー」

治療

がん検診で採血検査やスクリーニング検査を行うとなると採血をしたり、病院で長時間待ったりして、大掛かりな検査になりがちです。

そんな中、従来のがん検査と違って簡単にがんに罹患しているかどうかわかる方法として注目を浴びているのがサリバチェカーで、これは唾液を分析してがんに罹患しているかどうかの判断が出来る検査です。

唾液の中に含まれる代謝物質を測定して、がんに罹患しているかどうかを判断するのですが、100%完璧なものではないので、異常な値を示しても、がん細胞に犯されていないというケースが時々あります。

しかしがん細胞が体内にあるかどうか不安な毎日を送るよりも、まずはサリバチェッカーで、がんに犯されているかどうかの確率が高いかどうかを確認した方が精神的に落ち着く材料なると言えます。

たった0.5ccの唾液をストローで採取して、それを山形県にあるサリバテック本社に送られて解析されれば、膵臓がんや大腸がん、乳がん、肺がん、口腔がんの検査が同時に出来ますし、乳がんと膵臓がんに関しては早期発見が出来ます。

サリバチェッカーを行っている医療機関は関東を中心に5ヶ所しかなく、自宅で検査キットとして利用する事は出来ません。

費用に関しては医療機関によって異なりますが、概ね15,000円前後です。興味がある場合は、サリバチェッカーを行っている医療機関に直接問い合わせてみてください。

内視鏡検査の流れと費用

胃カメラによる検査

厚生労働省では自治体が行う胃がん検診において、50歳以上の場合は2年に1回行った方が良いとしており、これに対して民間の医療機関では40歳以上であれば、1年に1回は行った方が良いと発表している所もあります。

それほど胃がん検診は周知されているがん検診の一つで、その方法には胃バリウム検査と内視鏡検査の二通りがあります。

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内視鏡検査でカメラを挿入する方法には口から行う場合と鼻から行う場合があり、鼻からカメラを入れた方が口からカメラを入れた時のように舌に触れないので、えずきが起こりにくく、また内視鏡を入れている間、モニターを見ながら医師と話が出来るので、鼻からカメラを入れるのを好む患者が増えてきています。

鼻からカメラを通す前に、鼻の通りをよくする薬を噴霧し、その後胃の中を綺麗にするために液状の薬を飲みます。

鼻とカメラのチューブに麻酔を塗るので、カメラを挿入しても痛みや違和感はあまり感じる事なく、検査を行う事ができます。

検査でがん細胞ではなくポリープが発見される事もあり、その場合はその場で切除されるケースがあります。費用は医療機関によって様々ですが、3割負担であれば5,000円前後です。

胃カメラにプラスして病理組織検査まで行う場合は1万円前後します。

腫瘍マーカーで診断

注射

がん細胞が出来ると体液中(主に血液中)にそのがん特有の成分を生成するという特徴があります。

がん検診等で行われる腫瘍マーカーはこの特徴を生かして、採血した血液中にがん特有の成分があるかどうかを確認する事で進行中のがんがあるかどうかをチェックする検査です。

現在進行中のがんに対して行える検査なので、早期発見には使えない検査であるのですが、がん細胞の動体や治療方法の有効性などを判断するのに使用される事が多いです。

また手術をしてがん細胞を切除した後、腫瘍マーカーの値が増えていないかを確認する事でがんが再発していないかをチェックする事にも使われています。

検査方法は通常の採血と一緒ですから5分もかからないで終わります。

検査結果は5分くらいですが、多くの人が検診の時に受けているので、それらの結果と一緒に腫瘍マーカーの検査結果も受け取っているので、概ね2週間くらいを見ておけば腫瘍マーカーを含んだ全ての結果を受け取っています。

腫瘍マーカーの費用は1種類であれば、1,000円程度ですが、一回の採血で複数のがんを調べるケースが多いので、5~6種類で10,000円程度になる事もあります。

どの腫瘍マーカーを受けたら良いのか素人には中々分かりにくいですが、検診では女性用腫瘍マーカー、男性用腫瘍マーカーと行った具合にセットになっている場合がありますから、医療機関に相談の上、納得いくものを選ぶと良いでしょう。

がん検診で見つかりにくい「がん」

ドクター

がん検診で見つかりにくいがんというものも多数あります。例えば大腸がんは日本人が罹患しやすいがんの一種ですが、高齢になって遺伝子が変化してしまう事が、大腸がんが発生しやすくなる原因と言われています。

また最近では高齢の人も欧米化した食事を好む傾向にあり、赤身のお肉は大腸がんになりやすいとデータがありますから、大腸がんにならないようにするためには肉食中心の食生活を見直す事と、定期的ながん検診を受ける事が重要です。

また大腸がんは見つかりにくいと言われていますから、日々のちょっとした体の変化に注意しておく事も大切です。

例えば便に血液や粘液が混じっていたり、便意があるのに出ないとか、便秘や下痢が続くという状態が続いていれば早めに病院へ相談した方が良いでしょう。

胃がんや大腸がんは体調の変化が起こるので、自分で何かおかしいと感じる事が出来ますが、すい臓がんの場合は初期症状が全くないので、がんの見つかりにくさで言えば、ダントツ一位と言っても良いでしょう。

お腹

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すい臓は背中側に位置し、またチョ音波検査でも消化管のガスがあると見えにくいため、すい臓がんがあっても見落とされやすいです。

すい臓がんが見つかった時はすでにかなり進行しているケースが多く、胃がんや大腸がんに比べると生存率がかなり低いがんでもあります。

一般的な検診では見つかりにくいので、がん検診や腫瘍マーカー、PET検査など、かなりマトを絞った方法で調べてみる事が大切です。

またすい臓がんになる要因として、飲酒や喫煙がありますから、40歳をすぎているのであれば、週に1度は飲酒や喫煙をしないようにして、体を休めてあげるようにしましょう。

すい臓がんだけでなく、がんに罹患した人の特徴として大幅な体重現象という特徴がありますから、最近運動をしていないのにかなり痩せてきたという人は早めに医師に相談してみると良いでしょう。

がん検診は完璧なものではないのですが、定期的に受けることによって、早期発見が出来る可能性が高いです。特にすい臓がんの場合は見つかりにくいがんの代表格ですから、がん検診を受けて、安心材料にしてみることをおすすめします。

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自分でがんのリスクをチェックする方法

開いた本

忙しくて中々がん検診や人間ドッグを受ける時間が無いという人や主婦やフリーターでがん検診を受ける機会が無いという人は自分でがんになるリスクをチェックする事が出来ます。

がんになりやすい人の傾向は今までのデータを集積した結果、かなり明確なものとして発表されていますから、自分のライフスタイルと比べてみて、自分はがんになりやすい傾向にあるかどうか判断する事が出来ます。

またさらに一歩踏み込んでがんになっているかどうかをチェックしたいのであれば、自宅で簡単にがん検査をする事が出来るようになっています。

100%完璧にがんになっているかどうかを判断出来るものではないですが、一つの指標としてそれらを利用してみることをおすすめします。

国立がん研究センターのリスクチェック表

パソコン

国立がん研究センターでは20年間にわたるがん検診の検査結果を元に日本人でがんに罹患した人のデータを元にして、がんになりやすい生活習慣や遺伝的な要素等を分析し、個人的がんになりやすい傾向にあるかどうかをチェック出来るリスト「がんリスクチェック」を公表しています。

大腸がんリスクチェックやがんと循環器の病気リスクチェック、5つの健康習慣によるがんリスクチェック等、6種類のリスクチェックが出来ます。

リスクチェックでは自分の年齢や体重、身長などの情報を入力し、それから飲酒や運動の頻度などが質問されるので、それに答えて行きます。

そうすると、がんになる危険度が%の形式で導き出されます。

これはあくまでも過去のデータと元にして算出されていますから、危険度が高いからがんになるというものではなく、反対に危険度が低いからがんにならないというものでもありません。

しかし自分ががんになりやすい生活習慣をしているかどうかを確認するきっかけとなりますから、気になる人は一度チェックしてみると良いでしょう。

最後にリスク軽減シミュレーションが表示されますので、自分の結果を総合的に判断して改善点があれば、それを改善するように促されます。

リスクチェックはがんにならないための一つの指標として活用してみると良いでしょう。

自宅でできる「がん検査キット」

診断

最近では自宅で簡単に出来る「がん検査キット」が販売されており、Amazon等のネットショッピングサイトでも購入出来るようになっています。

例えばデメカルのがん検査キット「がんリスクチェッカー」は厚生労働省承認された医療機関と同等の検査精度を誇っており、自宅で採血して必要事項を記入して送り返すだけで、概ね5日程度で検査結果を受け取る事が出来ます。

自分で採血となると多くの人が躊躇してしまうものですが、特別なキットなので痛みをあまり感じる事がなく、簡単に採血が出来るので安心です。

もし採血に失敗してしまった場合は無料でキットを再送してもらえるので安心でしょう。通常の採血では10ml程度の血が必要ですが、検査キットではたったの0.05mlなので、恐る必要はありません。

検査の信頼性は厚生労働省だけでなく、米国の疾病管理センターの厳しい基準にも合格しているほどですから安心して検査を受ける事が出来ます。費用はがんリスクチェッカーであれば税込9,720円です。

男性の場合は胃がんや前立腺がんを併せてチェック出来る検査キット、女性の場合は子宮がんや卵巣がんがチェック出来る検査キットがあり、これらも税込9,720円です。

これで完璧自分ががんになっているかチェック出来るというものではありませんが、がん検診を受ける時間が無いという人はこちらで確認してみると良いでしょう。

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がんの確定診断は「細胞診」と「生検」

パソコンをする医者

がん検診を行って検査結果でがん細胞かもしれないと診断された場合、すぐに治療が始まるわけではありません。

本当にがん細胞かどうなのかをチェックし、もしがん細胞であると確定された場合は手術をするのか、放射線治療をするのか、抗がん剤を投与するのか等、いかにしてがん細胞を退治していくかを判断していくために細胞診や生検等を行って、最適な治療方法を決定していく事が重要です

がんが発見された患者にしてみれば、一刻も早く治療を初めていきたいと思うものですが、いかに自分の体を傷つけず、かつ効率的にがんを一掃していくためには細胞診や生検によるがんの確定診断が大変重要で、必ず通らなければならないプロセスであると言えるのです。

細胞診とは?

治療

がん検診ではがん細胞があると確定するためにメス等を使ってがん細胞を切除し、それを病理検査に回して顕微鏡などを使って組織を徹底的に調べられます。

これによってがんの種類や進行の度合い、それに対する診療方法が決定するわけですが、このがん細胞を観察する方法には細胞診と生検があります。

そのうちがんと疑われる部分の細胞をとって染色し、それを顕微鏡などで詳しくチェックすることを細胞診と言います。

例えば乳がんの場合、乳房にあるがんと疑われる細胞を採取して行われる穿刺吸引細胞診と乳房から出てくる分泌物の細胞を観察する分泌物の細胞診があります。

穿刺吸引細胞診では超音波や触診によってがん細胞があると思われる所を探し、そこへ細い針を指して細胞を採取します。

針を刺した部分に血腫が出来る事がたまにありますが、体に負担がかからず概ね痛みを感じる事がないのがこの検査の特徴で、10分程度で検査が終了します。

生検とは?

顕微鏡

一方、症状の原因を知るために細胞の組織を取って染色し、顕微鏡などで観察することを生検と呼びます。

例えば乳がんの場合は針を使って組織を採取する針生検と小さな手術によって組織を採取する外科的生検の二種類があります。

乳がん検診の結果を受けて、がん細胞があるかどうか確定するために針を使ってがん細胞と疑われる部分を切除して検査が行う針生検が行われますが、穿刺細胞診と比べて太い針で細胞を切除するので、患者の体に与える負担が強いため、局所麻酔が使われます。

針生検でも検査の後に血腫が出来る事がありますが、数日経てば自然に消えていくので入院をする必要はありません。

穿刺細胞診と比べるとより確実にかつ大きな部分を切除して細胞の検査が出来るので、より正確ながん検査が行えるというメリットがあります。

がんは早期発見が大切

検査

多くの日本人は自分は大丈夫だと過信しがちですが、日本人の2人に1人ががんになると言われている昨今を考えると、決してがんは他人事ではありません。

気が付いた時には、全身にがんが広がっていてもう遅いという事も現実としてありえます。

ですから、自覚症状が出てから診察を受けるのではなく、定期的に自分でがんをチェックした方が、がんを早期発見出来るのでおすすめです。

早期発見する事ができれば、生存率が上がりますし、手術や外科手術、抗がん剤による体へのダメージを最小限に抑える事ができます。

最近ではがん検診でおなじみの腫瘍マーカーだけでなく、自宅で簡単に出来る遺伝子検査などもあります。

また一部の病院でしか取り扱いがありませんが、血液中のアミノ酸の濃度を測定して、がん細胞の存在を確かめるアミノインデックスや、同じく一部の病院で行われている、唾液によるがん検査のサリバチェッカーなど、簡単にがん細胞をチェックする事ができるので、がんに侵される前にこれらの検査を受けることをおすすめします。

これらの検査は100%完璧な結果を出すわけではないですが、定期的に行う事でよりがん細胞の発見をしやすくなりますし、また検査を行う行為自体が、自分の体調管理に注意を払うきっかけとなります。

がんになって苦しむのではなく、事前に検査をして、がんの脅威からフリーになりましょう。

まとめ

メモ

がん検診というと大掛かりなものを考えがちですが、最近では自宅で簡単に検査が出来るものもありますから、時間を気にすることなく、簡単にがんが出来ているか確認できます。

早期発見をして、早めに対処して、自分らしい生活を送りましょう!