上顎洞がんとは、副鼻腔の1つとして数えられる上顎洞に悪性の腫瘍ができる症状です。

副鼻腔で発生するがんの中では、最も患者数が多いものの、発症例そのものは少ない傾向があります。

他のがんに比べると、周囲への転移の可能性は低い特徴がありますが、決して軽視してよいというものではないでしょう。

頭頚部悪性腫癌のうち、上顎洞に発生する悪性腫瘍は、自覚症状発現の遅くなるケースが多く、このため早期診断の機会がきわめて少ないことが特徴としてあげられる。

上記のように初期段階ではほとんど自覚症状がなかったり、もしくはがんと認識するケースが稀なために、発見が遅れ病院を訪れる頃には進行していることが珍しくありません。

がん研究復興財団「がん統計」のデータによると、2014年統計で口腔・咽頭がんの割合は男性が5,268人、女性が2,147人と2倍近く男性の方が多い状況です。

ここで上顎洞がんの初期症状や原因、生存率から治療法、再発予防まで解説します。特に死亡者数が多い男性はこれを参考にして頂き、ぜひ早めの行動を心がけるようにしましょう。

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上顎洞がんの原因

男性の顎

上顎洞がんの原因については、慢性的な副鼻腔炎がまず挙げられます。

副鼻腔炎の症状が数十年にわたると、がんの発生リスクが出てくるため、主に50歳を超える年齢の人が患いやすいがんの種類です。

現在では、抗生物質をはじめとする適切な処置法があることから、慢性副鼻腔炎の治療の時点で、ある程度のがん抑制効果を生み出すことが可能となっています。

上顎洞がんの症状

聴診器

このがんにはタイプによってさまざまな症状があります。タイプ別の代表的な症状について見ていきましょう。

下方型

上顎に痛みや知覚鈍麻(ちかくどんま)が見られ、歯肉の腫れなどを伴います。虫歯と勘違いしやすい症状です。

上方型

上顎の神経に痛みや知覚鈍麻が見られ、症状によっては眼球の突出があります。

後方型

症状が進行しているタイプの上顎洞がんのタイプであり、三叉神経痛に似た痛みの症状が見られます。ここまでくると激しい痛みとなっているため、やっと異常に気づいて病院を訪れる人が増えてきます。

前方型

鼻から頬にかけての範囲に腫れが見られます。花粉症をはじめとするアレルギーの症状と勘違いしやすいのが難点です。

内側壁型

異臭の漂いや血の混じりが見られる鼻水、涙目などの症状があります。

鼻づまりや鼻水、歯の痛みなどを風邪や花粉症の症状と思い込むケースは少なくなく、上顎洞がんの早期発見に遅れが出やすい大きな原因となっています。

上顎洞がん、そしてその他のがんの早期発見と早期治療を可能とするために、定期的ながん検診を受けることが望ましいでしょう。

検査と診断

パソコンを使って説明する医者

上顎洞がんは自覚症状が少ないばかりか、がんではない他の病気の症状と勘違いしやすい症状が揃っています。

「風邪ではないかもしれない」というように、異常を感じて病院を訪れる頃にはがんが進行しているケースが少なくありません。

症状と原因の章にある5つの症状が見られるのであれば、比較的容易に診断ができます。

病院での診断の手順は視診に始まり、触診、画像診断、病理組織検査が行われます。画像診断はCTやMRI検査が用いられ、がん部分の詳細が確認されます。(参照:どい耳鼻咽喉科「上顎洞がんについて」)

病理組織検査では、がんが発生していると思われる場所の組織採取や鼻水・鼻汁を採取しての顕微鏡検査が実施されますが、それよりももっと確実性を得たい場合には生検が採用されるでしょう。

視診の結果でがんが見えているのであれば、その一部を切除して採取し、検査を行いますが、見えない場合には歯茎の切開が必要となることがあります。

基本的には外来で行える診断・検査法が主となりますが、切開や上顎の一部に穴をあけるなど、大掛かりになる場合には入院が必要となるでしょう。

上顎洞がんの病期(ステージ)と生存率(余命)

グラフと資料

どのような種類のがんであっても、進行度によってステージ(病期)が4つにわけられています。

上顎洞がんの場合、発見にいたるタイミングで既に進行した症状が見られる例がほとんどを占めており、リンパ節への転移がない場合でも、ステージⅢ以上であると診断されることも珍しくありません。

上顎洞がんは、進行するにつれて周囲の組織に与える影響が強くなり、付近の骨、眼窩、脳、頭蓋底、咽頭まで症状が広がっていきます。

この症状の広がりの度合いにより、0~Ⅳまでのどのステージにあるかが判断されます。

口腔がんの場合は一般的にステージⅠ~Ⅳまであります。また、世界的にはTNM分類がよく使われており「T1、T2、T3、T4」で評価されることも多いです。

ステージ0(0期)と生存率(余命)

がんが粘膜のもっとも浅い部分のみに見られる状態で、扁平上皮にとどまり周囲の組織への広がりはありません。

ステージ0での生存率は、ほとんどのがんにおいて約80%~90%というデータがあります。

そのため、上顎洞がんにおいてもステージ0での生存率はこの範囲になります。

ステージⅠ(T1)と生存率(余命)

ステージⅠは、がんが扁平上皮をこえて上顎洞内の粘膜まで達しているものの、粘膜内にとどまっている状態です。

ステージⅠでの生存率は約89%であり、早期発見が難しいがんでも、早い段階での適切な治療が受けられれば、命が助かる可能性はとても大きなものとなることがわかります。

ステージⅡ(T2)と生存率(余命)

がんが上顎洞の粘膜内をこえて上顎洞の骨まで達していることが認められる状態です。

しかし、それ以上は広がりが見られず、あくまでも上顎洞の骨で症状がとどまっています。

ステージⅡにおける生存率は、おおよそステージⅠと同程度であり、約89%となっています。

ステージⅢ(T3)と生存率(余命)

がんが上顎洞の骨をこえ、周囲の骨にまで広がりを見せている状態、もしくは頸部リンパ節への3cm以下の転移が見られる状態です。

上顎洞がんでの様々な異変を感じ取り、患者が病院を訪れる頃には既にステージⅢに該当するケースが多く、そのため生存率が気になる人も多いことでしょう。

ステージⅢにおける生存率は、ステージⅡまでの生存率からぐっと下がり、約62%となります。

ステージⅣ(T4a・T4b)と生存率(余命)

がんの頸部リンパ節への転移が1つだけではなく複数見られ、脳・頭蓋底・咽頭・眼窩の範囲にまで広がっている状態で、上顎洞がんにおいて最も重い症状になります。

上顎洞がんのステージⅣの中でも進行度によってTNM分類に分かれます。T4aでの生存率は約61%、T4bでの生存率は約38%と厳しい数字となっています。

上顎洞がんの早期発見はなかなか難しい現状があり、定期的ながん検診を受けることこそが命を守ることに繋がります。

ステージ0~ステージⅡまでの生存率は高い数字となっており、適切な治療を早く受けることが重要であると理解できたと思います。

また、上顎洞がんの原因は長期的な副鼻腔炎であることが判明しているため、鼻に異変を感じたらすぐに医師の診断を仰ぐよう意識することも、予防・早期発見の観点から有効であると言えます。

治癒率は、がんの発生した部位や病期により異なりますが、口腔がん全体の5年生存率は60~70%です。初期のものではほとんどの症例は治癒しますので、恐れずにできるだけ早期に受診することが大切です。

ステージ別の症状と生存率一覧

ステージ 症状の状態 5年生存率
0(0期) 80~90%以上
Ⅰ(T1) 約89%
Ⅱ(T2) 約89%
Ⅲ(T3) 約62%
Ⅳ(T4a) 約61%
Ⅳ(T4b) 約38%
ステージ別の5年生存率は「がん研有明病院」を参考に算出。全135例の5年生存率は61%です。

治療法

医師と検査

昔であれば、進行した上顎洞がんの治療法は、上顎と眼球を含んだ眼窩内容物の摘出手術のみが適応されていました。

つまり、がんによって目を失ってしまう状態だったのです。

しかし近年、従来の手術療法に加えて、放射線治療、化学療法など、他の種類のがんで効果的とされる治療法の適応技術も進んでいます。

昔に比べ、現代ではできる限り体の機能を残した治療法での機能の温存が考えられるようになってきました。

原因である副鼻腔炎の適切な治療を受けることでも発症のリスクを大幅に下げることが可能なため、副鼻腔炎の主な症状や治療法の知識を身に着けておくことも、直接的ではありませんが上顎洞がんの予防となることでしょう。

ここでは主な6つの治療法を解説します。

  1. 手術(外科療法)
  2. 抗がん剤治療
  3. 免疫細胞治療
  4. 放射線療法
  5. 陽子線治療
  6. 重粒子線治療

1.手術(外科療法)

手術

様々ながん治療において効果的である手術療法は、上顎洞がんの治療法としても有効です。

他の部位のがん治療においての手術と異なる点は、上顎洞がんでの腫瘍の付近には、眼球や脳など体の重要な機能が集中しているケースが多いことです。

そのため、がんができている部分を含め、周囲の組織を切除する場合でも大きく範囲をとることができず、難しい手術となります。

がん部分を大きく切り取ることができずに、手術による治療効果が下がってしまうことがないよう、化学療法や放射線療法をあわせて用いる「三者併用療法」が採用されることが多いでしょう。

近年では基本的に、抗がん剤や放射線療法では効果が見られないほどに進行してしまっている場合に、手術が選択されます。

2.抗がん剤(化学療法)

タブレット

上顎洞がんは他のがんと比べ、抗がん剤の効果が出やすいという特徴があります。

さらに、治療に関する研究と技術が日々進化しているため、抗がん剤と放射線療法、そして手術療法をあわせた治療で体の機能を温存できる可能性が高いのも特徴です。

抗がん剤治療の肝はがん細胞の増殖を抑制することにあります。

治療効果が局地的な手術や放射線の照射に比べ、抗がん剤での治療はより広い範囲への働きかけができることがポイントです。

転移がみられる場合や、転移の可能性が高い場合によく用いられる療法となります。

3.免疫細胞療法

プログラム

自ら持っている免疫細胞の力を強化し、がん細胞よりも免疫細胞が強くなるように調整する療法となります。

保険適応外のため、治療費が非常に高価なのが特徴ですが、がん患者の中でこの療法を希望する人は多くいます。

がんを患っていない人でも1日に数千個にも及ぶ細胞の異常を発していると言われ、それでもがんに進行しないのは、免疫細胞の働きによるものとの研究結果があります。

これをふまえ、体の中に備わっている免疫細胞を採取して増強の加工を施してから体内に戻し、パワーアップした免疫細胞によるがん細胞の撃退を目指すという仕組みです。

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4.放射線療法

がん腫瘍の成長の抑制、あるいはがん腫瘍の縮小を目的として用いられる療法です。

がんが発生している臓器や組織の機能温存が可能となる療法のため、手術で大きな範囲を切り取ることが難しい上顎洞がんの治療でも大きな効果を発揮します。

全身に及ぶ影響が少ないため、高齢のがん患者に対して適応が可能な点も、がんの治療法として広まっている大きな理由の1つでしょう。

上顎洞がんの手術により眼球を失ったり、顔の変形が生じてしまったりといったケースをできる限り避け、機能温存による治療後の社会復帰などを見据えることのできる療法とも言えます。

5.陽子線治療

放射線療法の1種であり、陽子を光の速度にも匹敵するほどに加速し、がんを狙って叩き壊す効果を引き上げて照射する療法です。

陽子線治療の特徴として以下5つがあります。

  • 治療の際の苦痛が少ない
  • 心身のストレスが軽減される
  • 入院ではなく来院による治療が可能
  • 1回の治療にかかる時間が15分~30分ほどで済む
  • 副作用の心配がほぼない

治療費は高額になりがちで、とある陽子線治療の施設での例を挙げれば、腫瘍1個につき300万円弱となっています。

また、そもそも陽子線治療を受けられる施設が少ない点でも、一般的ながん治療の方法としてはまだ未発達と言えるでしょう。

6.重粒子線治療

こちらも放射線療法の1種であり、炭素イオンを光の速さに近づくまでに加速し、がん病巣に狙いを定めてピンポイントで照射する療法です。

今までの放射線療法で用いられてきたエックス線やガンマ線は、照射しても効果が最大限になるのは体の表皮付近であり、がんの病巣に届く頃には、体の表皮付近ほどのエネルギーがなくなってしまうというデメリットがありました。

一方、重粒子線治療では、体の表皮付近でのエネルギー量は少なく、がん病巣に近づくにつれてエネルギーを発するという全く逆の働きがあります。

このメカニズムを活かした治療法であり、今までの放射線療法よりもがん撃退効果が高いとされる上、陽子線治療と比べても約2~3倍効果が高まるとの見方もあります。

これにより、治療にかかる期間が短く済むというメリットもあるのです。

再発防止は?免疫力を上げて予防する!

ヨガのジム

がんの治療後、またはそもそもがんにならないために重要なポイントは「免疫力」です。

がんの予防に関しては、一次予防、二次予防、三次予防という3つの考え方があります。

一次予防

食事の内容の見直しや、運動の習慣を身につけることによる体内バランスの正常化を主とする予防方法です。

具体的に言えば、偏りすぎる食事内容を栄養バランスの良いメニューに変えていくこと、ストレス発散の1つの方法として適度な運動を試みること、筋肉を鍛えて代謝の良い体内環境を目指すことなどです。

二次予防

がんの早期発見と早期治療による組織・臓器の温存と命を守ることを基本とした予防方法です。

定期的ながん検診や、体の異常を放置せずに医師に相談する意識などを基本とします。

三次予防

三次予防は、がんを患った人が治療後の再発やがんの転移を予防するための意識に関するものです。

一次~三次予防に共通するのが「免疫力の強化をはかること」です。

免疫力の強化として日常でできることには、まず食事療法が挙げられ、がん治療による心身のダメージをいたわるための食事を心がけるとよいでしょう。

具体的には、抗酸化力が高い食品を用いたメニューが望ましいとされています。

ポリフェノールを豊富に含むトマト、アリシンを豊富に含むにんにく、ニラ、その他にもブロッコリー、キャベツ、かいわれ大根などは抗酸化力が高い食品なので、これらをうまく使ったメニューを考えてみましょう。

食事のポイントはあくまでもバランスを重視することであり、トマトだけを食べるなどの極端な行動は控えるようにしてください。

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まとめ

グラフを描く医者

上顎洞がんは、数あるがんのなかでもあまり聞き慣れないがんかもしれません。それもそのはずで、がんの中では発症例が稀であり、珍しいがんと言っても良いでしょう。

近畿がんセンターによると、口腔領域のがんは身体全部のがんの中で約2~3%の率で発生しています。全体的に少ない中で、そ特に発症が稀な病気が「上顎洞がん」です。

上顎洞がんの発生する原因は明確なもので、慢性的な副鼻腔炎や蓄膿症によります。

つまり、これらの病気に早期の段階で適切な治療を施していけば、上顎洞がんのリスクを大幅に減少させることができるのです。

花粉症の時期やアレルギーでもないのに鼻水が止まらない、慢性的に鼻が詰まっている感覚があるなど、鼻に対する異常を感じた時にはすぐに医師の診断を仰ぎ、原因をはっきりさせて、それに対する治療を受けるべきなのです。

その行動が、将来の上顎洞がんの可能性を潰していくことになるでしょう。

また、鼻から頬にかけて腫れの症状がある、鼻水から異臭がする、血がよく混じる、特に刺激もないのに鼻血が出やすいなどの自覚症状がある場合は、「風邪だろう」「たかが鼻血だから」と思わずに、病院に出向くことをおすすめします。

これらの「~だろう」という思い込みこそが、上顎洞がんの発見を遅らせる大きな原因となってしまっているのです。

定期的ながん検診と、鼻や付近の異常に対する速やかな行動を意識すれば、充分な予防が可能となるがんでもあります。

さらに免疫力アップを意識することで、上顎洞がんの予防効果はもっと大きなものになります。

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